トップ
>
供揃
>
ともぞろ
ふりがな文庫
“
供揃
(
ともぞろ
)” の例文
右衛門大夫秀治
(
うえもんだゆうひではる
)
は、きょう城を出て光秀と会見するため、もう身支度から
供揃
(
ともぞろ
)
いまでしているのである。何で今さら——といわぬばかりな顔して
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と云っても表面から見れば別に大したことでもなく、鏡葉之助が
供揃
(
ともぞろ
)
いの中から、にわかに姿を
眩
(
くら
)
ましただけであった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
これも槍を立て数人の供を引きつれて東に下るものと見えました。これは
供揃
(
ともぞろ
)
いはさほどでなかったけれど、乗物を三つも並べたところが物々しい。
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
遲
(
おそ
)
しと
待
(
また
)
れける頃は
享保
(
きやうほ
)
十一
丙午年
(
ひのえうまどし
)
四月十一日天一坊は
供揃
(
ともぞろ
)
ひして御城代の
屋敷
(
やしき
)
へ
赴
(
おも
)
むく
其行列
(
そのぎやうれつ
)
には先に
白木
(
しらき
)
の
長持
(
ながもち
)
二
棹
(
さを
)
萌黄純子
(
もえぎどんす
)
に
葵御紋付
(
あふひごもんつき
)
の
油箪
(
ゆたん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
供揃
(
ともぞろ
)
へ
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
とばかり、
蒼惶
(
そうこう
)
として
供揃
(
ともぞろ
)
いの用意をさせ、玄堂を案内に、自身は
徒歩
(
かち
)
で、一挺の
塗駕
(
ぬりかご
)
を清掃して早々迎えに出向く。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
供揃
(
ともぞろ
)
いをして、駕を、わざわざ呉服橋の吉良家へ向けた。あくまで師門に
弟子入
(
でしいり
)
するような礼を執って、内匠頭は、
慇懃
(
いんぎん
)
に、指導を仰いだ。その態度が、上野介には気に食わない。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
供
常用漢字
小6
部首:⼈
8画
揃
漢検準1級
部首:⼿
12画
“供”で始まる語句
供
供奉
供養
供物
供御
供人
供待
供給
供廻
供頭