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低能
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ていのう
ふりがな文庫
“
低能
(
ていのう
)” の例文
また、
舅
(
しゅうと
)
も、
姑
(
しゅうとめ
)
も、かわいがってはくれましたけれど、
聟
(
むこ
)
という
人
(
ひと
)
は、すこし
低能
(
ていのう
)
な
生
(
う
)
まれつきであることがわかりました。
海ぼたる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
村の誰彼が彼を目して、
低能
(
ていのう
)
といい、阿呆といい、お人よしといい、全く馬鹿のひとつおぼえ、「
長久命
(
ちょうきゅうめい
)
の長助」だと、嘲笑して居ることも知って居る。
糞尿譚
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
平生
(
へいぜい
)
からお
人好
(
ひとよ
)
しで、
愚圖
(
ぐづ
)
で、
低能
(
ていのう
)
な
彼
(
かれ
)
は、もともとだらしのない
男
(
をとこ
)
だつたが、
今
(
いま
)
は
全
(
まつた
)
く
正體
(
しやうたい
)
を
失
(
うしな
)
つてゐた。
彼
(
かれ
)
は
何度
(
なんど
)
私
(
わたし
)
の
肩
(
かた
)
に
倒
(
たふ
)
れかゝつたか
知
(
し
)
れなかつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
すこし
低能
(
ていのう
)
な顔だちだが、目だけはずるく光っている。
鳥
(
とり
)
の
巣
(
す
)
みたいな髪の毛をわらでむすび、まッ黒によごれた
山袴
(
やまばかま
)
をはいて、腰には
鞘
(
さや
)
のこわれを、あけびの
蔓
(
つる
)
でまいた山刀一本さしていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これは僕も知っている有名な
低能
(
ていのう
)
である。
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
ああ、やっぱりこいつは
低能
(
ていのう
)
だな。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
低
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
“低能”で始まる語句
低能児
低能兒