代表だいひょう)” の例文
「それなら、代表だいひょうでごあいさつをするおまえの心さえよごれていなければ、さしつかえないようにおかあさんには思えるのだがね。」
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
この豐玉姫様とよたまひめさまわれる御方おかたは、だい一の乙姫様おとひめさまとして竜宮界りゅうぐうかい代表だいひょうあそばされる、とうと御方おかただけに、矢張やはりどことなく貫禄おもみがございます。
すなわち、こんど秀吉ひでよしのいいつけで、井上大九郎いのうえだいくろう真田源次郎さなだげんじろうともに、わずか三人きりで豊臣家とよとみけ代表だいひょうしてきた可児才蔵だ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かんがえてごらん、これまでわたしたちの代表だいひょうとしてえらんだ代議士だいぎしが、ほんとうに、わたしたちのうえおもってくれたといえるかい。
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その挙動きょどうは公使一個のかんがえにして政府の意志いし代表だいひょうしたるものと見るべからず。
「ぼく、自分だけで考えて、代表だいひょうをやめるかやめないか決心するつもりだったけれど、わからなくなっちゃったんです。」
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
二十分とたたないうちに、選挙せんきょはすらすらと終わった。そして、高木たかぎ代表だいひょう中条ちゅうじょう代表候補者だいひょうこうほしゃということにきまった。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)