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他所
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わき
ふりがな文庫
“
他所
(
わき
)” の例文
「然うでございます。駿河半紙も名産でございます。この辺ではその駿河半紙のことを半紙といって
他所
(
わき
)
の半紙のことを
倉半紙
(
くらはんし
)
といいます」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
斯様
(
かよう
)
な始末ですからお竹は
翌朝
(
よくあさ
)
立つことが出来ません、既に頼んで置いた
舁夫
(
かごかき
)
も何も断って、荷物も
他所
(
わき
)
へ隠してしまいました。主人の五平は
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「じゃ、己はこれから、一寸
他所
(
わき
)
へ廻るから、間違のない様に来てくれ」
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「恐れ入ります。しかしこれだけ
水嵩
(
みずかさ
)
のある川が見る/\目の前で湧き上るのです。とても
他所
(
わき
)
には類がないと言って誰でも不思議がります」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
まア
宜
(
よ
)
いわ…
扨
(
さて
)
貴方は何ういう訳で
私
(
わたくし
)
の金入を其の包の中へ入れて、是は
他所
(
わき
)
で
購求
(
かいもと
)
めたなどと、
武士
(
さむらい
)
が人を欺き
実
(
じつ
)
以
(
もっ
)
て
怪
(
け
)
しからん事だ、さア何ういう訳で貴方の物になすったか
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「ぢや、
己
(
おれ
)
はこれから、
一寸
(
ちよつと
)
他所
(
わき
)
へ
回
(
まは
)
るから、
間違
(
まちがひ
)
のない様に
来
(
き
)
てくれ」と相変らず多忙に見えた。代助はもう度胸を据ゑたから、
何
(
ど
)
うでも構はないといふ気で、先方に都合の
好
(
い
)
い返事を与へた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
走
(
はし
)
りは一粒五銭から七八銭という相場ですから、貰いでもしなければ
迚
(
とて
)
も此方の口へは入りません。
他所
(
わき
)
の品物をこの土地で預かっているようなものです」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“他所”の意味
《名詞》
該当の所とは別の場所。
他の場所へ移ること。
(出典:Wiktionary)
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“他所”で始まる語句
他所行
他所者
他所目
他所事
他所他所
他所見
他所々々
他所乍
他所眼
他所村