“他所事”の読み方と例文
読み方割合
よそごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おゆるしなく、参りました。けれど、何でこれが他所事よそごとに見ておられましょうか。どうぞ、吉水の御門前まで、お供の儀、おゆるしくださいませ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうも方々やなをかけておくですからな。大佐も毎月養育料を取られてゐるうへに、時々大きく持込まれるらしいんで、他所事よそごとながら、お察ししますよ。
花が咲く (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
さあ、そんな他所事よそごとばかり言ってないでもうおっしゃいな。なぜ今年は巴里祭に残っているかって言うことを。あたしはどうもたゞの残り方じゃないとにらんでいるのよ。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)