仕打しう)” の例文
風船球ふうせんだまは、ずかしいので、べつに、こちらからは、言葉ことばもかけませんでした。そして、ただ、いと仕打しうちをうらんでいました。
風船球の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
子供こどもは、教師きょうし仕打しうちをうらめしくおもいました。そして、たる地上ちじょうに、かなだらいをってちながらかんがえました。
教師と子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おい、兄弟きょうだい、もうよくはなしがわかった。おれたちは、みんな人間にんげん仕打しうちにたいして不平ふへいをもっているのだ。しかし、まだ、これを子細しさい視察しさつしてきたものがない。
あらしの前の木と鳥の会話 (新字新仮名) / 小川未明(著)