えま)” の例文
はば、いたこッて何んだ?——山利やまりさいたこ来てな、今日おばおろして貰ったけな、お父えま死んで、火の苦しみば苦しんでるんだとよ。」
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
ヒエじつこにというたところで、えまになって帰りましたところが、親戚めよりもなし、びつに何う仕ようという目途みあてもないものですから願わくば此の繁盛さかる御府内でまア生涯朽果こちはてれば、おまえ物を
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
えま時分人でもあんめえし……」
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
えまいくよオ!」さう返事をした。「えゝ、糞ちゝ、」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
足を付けたがえまに知れぬと云いますわ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「由、そつたらどこで、えま迄なにしてるだ!」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
えま、えぐよオ。」
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)