トップ
>
二抱
>
ふたかか
ふりがな文庫
“
二抱
(
ふたかか
)” の例文
二抱
(
ふたかか
)
へもある赤松の、幹
両股
(
ふたまた
)
になりたる処に、一匹の黒猿昇りゐて、
左手
(
ゆんで
)
に黒木の弓を持ち、
右手
(
めて
)
に青竹の矢を採りて、なほ二の矢を
注
(
つが
)
へんとせしが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
斜
(
なな
)
めにうねった
道角
(
みちかど
)
に、
二抱
(
ふたかか
)
えもある
大松
(
おおまつ
)
の、その
木
(
き
)
の
下
(
した
)
をただ
一人
(
ひとり
)
、
次第
(
しだい
)
に
冴
(
さ
)
えた
夕月
(
ゆうづき
)
の
光
(
ひかり
)
を
浴
(
あ
)
びながら、
野中
(
のなか
)
に
咲
(
さ
)
いた一
本
(
ぽん
)
の
白菊
(
しらぎく
)
のように、
静
(
しず
)
かに
歩
(
あゆ
)
みを
運
(
はこ
)
んで
来
(
く
)
るほのかな
姿
(
すがた
)
。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
巨大な
爬虫類
(
はちゅうるい
)
ではないだろうか?
二抱
(
ふたかか
)
えほどもある老松が、土塀の前に背を延ばしていた。ワングリと盛り上がった幹の一所へ、焚火の光が届いていた。今にもウネウネ動き出しそうであった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
抱
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“二”で始まる語句
二人
二
二十歳
二十
二月
二十日
二日
二重
二個
二間