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丑刻頃
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やつどきごろ
ふりがな文庫
“
丑刻頃
(
やつどきごろ
)” の例文
付て參りし所淺草福井町とやら申町迄
到
(
いた
)
り其所の
路次
(
ろじ
)
へ入候は
最早
(
もはや
)
丑刻頃
(
やつどきごろ
)
とも
覺敷
(
おぼしく
)
候に付其夜は外にて夜を
明
(
あか
)
し翌朝右の駕籠屋へ參り段々
相尋
(
あひたづね
)
委細
(
ゐさい
)
の
事故
(
ことがら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
出して見せたる故
羨敷
(
うらやましく
)
思ひ我今百兩有らば安樂なるべし役に立ぬ寺への奉納と存じ
何方
(
いづかた
)
へ仕舞置やと
竊
(
ひそか
)
に
覗
(
のぞき
)
しに
重箪笥
(
かさねだんす
)
の引出へ入れたるを
能々
(
よく/\
)
見置
(
みおき
)
其夜
(
そのよ
)
丑刻頃
(
やつどきごろ
)
忍び込み右の金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
明申さず
是非
(
ぜひ
)
に其の所に車の
御座
(
ござ
)
候
蔭
(
かげ
)
に
姑
(
しばら
)
く
相休
(
あひやす
)
み
居
(
をり
)
候處夜も
丑刻頃
(
やつどきごろ
)
兩人
(
りやうにん
)
の曲者來り一人は
伊勢屋
(
いせや
)
の家に忍び入り
暫時
(
しばらく
)
過
(
すぎ
)
て出けるが外に
待居
(
まちゐ
)
たる者と何か
囁
(
さゝや
)
き其の者は西の方へ
馳行
(
はせゆき
)
殘
(
のこ
)
りし一人は
其後
(
そのご
)
金屋の
切戸
(
きりど
)
より人の出行し
跡
(
あと
)
へ
這入
(
はひり
)
しに女の
叫
(
さけ
)
ぶ
聲
(
こゑ
)
してほどなく彼の男何やら
風呂敷
(
ふろしき
)
に包みたるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
丑
漢検準1級
部首:⼀
4画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
頃
常用漢字
中学
部首:⾴
11画
“丑刻”で始まる語句
丑刻
丑刻半
丑刻過
丑刻詣