三重みへ)” の例文
あゝ唯一たゞひとつの星によりてかれらの目に閃きつゝかくこれを飽かしむる三重みへの光よ、願はくはわが世の嵐を望み見よ 二八—三〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
食堂にさふらひしに我卓の長者三重みへ機関長の君、奥様のお強きことよ、されどこはいまだ少しの暴風しけなりと申されさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
さて埴輪はにわ筒形つゝがたのものは、はかをかのまはり、ときにはほり外側そとがは土手どてにも、一重ひとへ二重ふたへあるひは三重みへにも、めぐらされたのであり、またつか頂上ちようじようには家形いへがた
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そこで腮はどうかと云ふと、外の人のは二重ふたへだが、此人のは立派に三重みへになつてゐる。
十三時 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
賜へる三重みへの堅甲は青銅の槍はね返す。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
三重みへ御輿みこしに花とこぼれて
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)