“三四日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんよっか50.0%
さんよつか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実際彼女は三四日さんよっか前に来た時のように、編上あみあげだのたたみつきだのという雑然たる穿物はきものを、一足も沓脱くつぬぎの上に見出みいださなかった。患者の影は無論の事であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
敬太郎は一人でこう考えて、どこへでも進んで行こうと思ったが、また一方では、もうすっぽ抜けのあとの祭のような気がして、何というあてもなくまた三四日さんよっかぶらぶらと暮した。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
レニエ氏も何時なんどき夏季の旅行に出掛けるか知れないし、其処そこへ僕達夫婦が小林萬吾石井柏亭両君と一緒に英国へ遊ぶ日も三四日さんよつかのちに迫つたので
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
らそれほどでねえとおもつてたが三四日さんよつかよこつたきりでなあ、それでも今日等けふらはちつたあえゝやうだからこのぶんぢやすぐけえすかともおもつてんのよ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)