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一寸
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ちょい
ふりがな文庫
“
一寸
(
ちょい
)” の例文
と
一寸
(
ちょい
)
とお若を見ますると変な様子でげすから、伊之助も
何
(
なん
)
となく白けて見え、手持無沙汰でおりますので、お若さんも
漸
(
ようよ
)
う気が
注
(
つ
)
いて
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私の父が又その通りで、父が大阪に居るとき山陽先生は京都に居り、
是非
(
ぜひ
)
交際しなければならぬ
筈
(
はず
)
であるに
一寸
(
ちょい
)
とも付合わぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
旨い長官は長官だけに、
一寸
(
ちょい
)
と励まして呉れたぞ、けどが貴公の様な初心とは少し癪に障るナ、初心でも谷間田の様な無学には未だ負けんぞ、ナニ感心する者か
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
花「海上さん何うも済みません、今朝から
何処
(
どこ
)
で浮気してました、
何
(
なん
)
ですね、そんな
耄
(
とぼ
)
けた顔をしてさ、お
金
(
きん
)
どん
一寸
(
ちょい
)
と御覧よ、ホヽヽヽヽ」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
凡
(
およ
)
そ一箇月ばかり
経
(
たっ
)
て本当の喫烟客になった。処が例の酒だ。何としても忘れられない。
卑怯
(
ひきょう
)
とは知りながら
一寸
(
ちょい
)
と
一盃
(
いっぱい
)
遣
(
やっ
)
て見ると
堪
(
たま
)
らない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
と
一寸
(
ちょい
)
と目科に念を推して更に「のみならず店番の
言立
(
いいたて
)
でも大概は察せられるじゃ有ませんか、店番は何と云いました倉子と云う女は大変な美人で、望みも大きく、 ...
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
今日筑前屋敷に行たら、
斯
(
こ
)
う云う原書が黒田侯の手に
這入
(
はい
)
ったと
云
(
いっ
)
て見せて
呉
(
く
)
れられたから、
一寸
(
ちょい
)
と借りて来たと
云
(
い
)
う。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
其の代り
心底
(
しんそこ
)
からこの人と見込んで惚れて仕舞うと、なか/\情合は深い、素人衆の
一寸
(
ちょい
)
ぼれして水でも
指
(
さゝ
)
れると移り
気
(
ぎ
)
がするのと訳がちがうそうで
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
得て
俄
(
にわか
)
に己の重きを増したる如く
一寸
(
ちょい
)
と目科を尻目に掛け
容体
(
ようだい
)
ぶりて説き始む
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
正「
私
(
わたくし
)
も
一寸
(
ちょい
)
と
向脛
(
むこうずね
)
の毛を三本ばかり抜きましょう」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“一寸”の意味
《形容動詞》
一寸(ちょっと 別表記:鳥渡)
数量や程度がわずかであること。
《名詞》
一寸(いっすん)
一尺の十分の一。約3㎝。
ほんのわずかな物の例え。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
“一寸”で始まる語句
一寸法師
一寸々々
一寸見
一寸角
一寸試
一寸前後
一寸位
一寸遁
一寸刻
一寸前