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㷀然
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ぽつさり
與吉は
紙包みの
小豆飯を
盡して
暫らく
庭の
騷ぎを
見て
居たが
寮の
内に
㷀然として
居る
卯平を
見出して
圍爐裏に
近く
迫つた。
遙にぽつり/\と
見える
稻刈の
百姓は
㷀然とした
彼の
目から
隱れようとする
樣に
悉皆ずつと
低く
身を
屈めて
居る。
段々互に
珍らしくなくなつてからは
彼は
餘り
外へも
出ないで
㷀然として
好きな
煙草にのみ
屈託した。