㷀然ぽつさり)” の例文
與吉よきち紙包かみづゝみの小豆飯あづきめしつくしてしばらくにはさわぎをたがれううち㷀然ぽつさりとして卯平うへい見出みいだして圍爐裏ゐろりちかせまつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
はるかにぽつり/\とえる稻刈いねかり百姓ひやくしやう㷀然ぽつさりとしたかれからかくれようとするやう悉皆みんなずつとひくかゞめてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
段々だん/\たがひめづらしくなくなつてからはかれあまそとへもないで㷀然ぽつさりとしてきな煙草たばこにのみ屈託くつたくした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)