“ゐたゝま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
居堪50.0%
居耐25.0%
居溜25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重景の何となううとましくなるに引き換へて、瀧口を憐れむの情愈〻せつにして、世を捨て給ひしも我れ故と思ふ心の身にひし/\と當りて、立ちても坐りても居堪ゐたゝまらず、窓打つ落葉のひゞきも
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
おそろしい惡黨あくたうにて是も主人のよめの處へ毎夜々々這掛はいかける由右のわけなれば人にはなしも出來ず兎角とかくむすめ居耐ゐたゝまれぬゆゑ此間中駈出かけいだし來りしなり因て離縁りえんにするつもりにて媒酌なかだち段々だん/\掛合かけあひし處親亭主を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よくけ汝は主人五兵衞とやらと兩人してよめのお秀へ不義を仕掛るは主從共そろひも揃ひし畜生ちくしやうどもよつて嫁のお秀も居耐ゐたゝまれず終に逃出にげいだせしなり夫になんぞや親亭主を見捨て駈出かけいだしたる女故離縁状を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
直前すぐまへのK法学士が、たまらなささうにわめいて眼をくと、皆は一度に眼をいて笑ひ出した。娘はとう/\居溜ゐたゝまらなくなつて次のに逃げ出したさうだ。