居耐ゐたゝま)” の例文
おそろしい惡黨あくたうにて是も主人のよめの處へ毎夜々々這掛はいかける由右のわけなれば人にはなしも出來ず兎角とかくむすめ居耐ゐたゝまれぬゆゑ此間中駈出かけいだし來りしなり因て離縁りえんにするつもりにて媒酌なかだち段々だん/\掛合かけあひし處親亭主を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よくけ汝は主人五兵衞とやらと兩人してよめのお秀へ不義を仕掛るは主從共そろひも揃ひし畜生ちくしやうどもよつて嫁のお秀も居耐ゐたゝまれず終に逃出にげいだせしなり夫になんぞや親亭主を見捨て駈出かけいだしたる女故離縁状を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)