“わけなり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
譯也33.3%
訳也33.3%
譯成33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もたせ今では親分子分の間柄あひだがら今度たのんで供につれて來りしも此譯也わけなり又其節先生が廿兩と云う金を出して此衆夫婦を世話をしてくれよと御たのみゆゑ私もかく相談さうだんの上紙屑商賣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うつたなどと云れては此長兵衞が面目めんぼくなし如何にもすてては置れぬことなら最初さいしよより斯樣かやう々々の譯也わけなりはなしもあれば假令たとへ手元てもとに金はなくても廿五兩位の金は何れとも融通ゆうづうは出來る者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
縦令たとへ旦那様だんなさま馴染なじみの女のおびに、百きんなげうたるゝともわたしおびに百五十きんをはずみたまはゞ、差引さしひき何のいとふ所もなき訳也わけなり
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
拂ひ何ぞ紛失ふんじつの物はなきやと吟味ぎんみに及ぶところ豫々かね/″\大切にせし脊負葛籠せおひつゞらの無は盜まれたりと覺えしと云時夫は昨日夕方に彦兵衞殿參られ御隱居樣ごいんきよさまに願ひお金の代りに四五日拜借はいしやくしてゆかれしと下女がことばは又如何の譯成わけなりと問ば昨日彦兵衞殿金子の無心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)