“ろうきゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
老朽63.6%
籠球18.2%
楼宮9.1%
浪穹9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな老朽ろうきゅうからだんでもいい時分じぶんだ、とそうおもうと、たちまちまたなんやらこころそここえがする、気遣きづかうな、ぬことはいとっているような。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
近代的のものでもゴルフの外に庭球野球蹴球しゅうきゅう籠球ろうきゅう排球などがあり、今は流行はやらぬクリケット、クロケーから、室内用にはピンポン、ビリアードそれから例のコリントゲームまである。
ゴルフ随行記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
楼宮ろうきゅうの結構は言語に絶し、園には花木を植え、池畔には宴遊船をつなぎ、廊廂ろうしょうには数百の玻璃燈はりとうをかけつらね、朱欄しゅらんには金銀をちりばめ、歩廊はことごとく大理石や孔雀くじゃく石をもって張った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
九年春、白龍庵有司ゆうしこぼつところとなる。夏建文帝浪穹ろうきゅう鶴慶山かくけいざんに至り、大喜庵たいきあんを建つ。十年楊応能ようおうのう卒し、葉希賢しょうきけんいで卒す。帝って一弟子いちていしれて応慧おうえと名づけたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)