“おいく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
老朽88.9%
御幾11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こと今朝けさ東雲しののめたもとを振り切って別れようとすると、お名残惜なごりおしや、かような処にこうやって老朽おいくちる身の、再びお目にはかかられまい、いささ小川の水になりとも
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まだ老朽おいくちた年ではありませんが、半歳の病氣にむしばまれて、少しむくんだ、鉛色の顏などを見ると、卒中性のいびきを聞かなくても、人などを殺せる容體ではないことは余りにも明かです。
「その御親戚は御幾おいくつですな?」
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)