“おいくち”の漢字の書き方と例文
語句割合
老朽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御寝なるたって彼奴あいつが薬師堂に居た時、わしは奉公に這入ったが、彼奴も未だ老朽おいくちる年でもないから、肌寒いよって、この夜着の中へ這入って寝ろと云うので、よんどころなく這入って寝たが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しひて止むる時はもはや老朽おいくちたりと云にかへつて不孝になるべしと思ひ夫は仰せまでもなく何時いつにても御用の節は早速さつそくに參り候はん其儀は少しも御氣遣おきづかひあるべからずと申ければ五左衞門も安心なししから近日きんじつ出立におよばんと是よりたびの用意に及びあとの道場は半四郎にまかおき門弟中へも夫々に別れを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)