“ようそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
様相33.3%
洋装22.2%
妖僧11.1%
妖相11.1%
癰瘡11.1%
葉草11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あにのところへ、ともだちが、たずねてくると、しぜんと生活せいかつ感想かんそうや、世間せけん様相ようそうはなしにのぼりました。あにのこれらの意見いけんも、このくつをはいて、あるくうちにられた体験たいけんでありましょう。
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
髯自慢ひげじまんらしい老紳士ろうしんし、あやしい洋装ようそうをした芸妓げいぎ、ぎごちない新婚しんこん夫妻の記念写真、手をつないでいる女学生——大体、こういう地方の町の写真館で見るものと大差はないが
みちのく (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
はしなくも竜造寺長門守が口にしたその護持院隆光とは、怪しき修法すほうを以て当上様綱吉公をたぶらかし奉っている妖僧ようそうだったからです。
もちろん、新墓の死に胴ためしも要介のしわざで、村正のあまりによく切れそうな妖相ようそうについそそのかされて、かく罪なき仏の肉体を汚したのでありました。
癰瘡ようそうと拝診つかまつりました。おそれながら癰は古来から命とりと申すほど難治の病。ひたすら、看護みとりと療法の最善をつくすしかございません」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
葉片ようへんは心臓状卵形でとがり、葉縁ようえん針状歯しんじょうしがあり、花後かごにはその葉質ようしつかたくなる。かく小葉しょうようが一ように九へんあるので、それで中国でこの草を三葉草ようそうというのだが、淫羊藿いんようかくというのがその本名である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)