“はぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
91.7%
葉草8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のらに向いて壁のようにたつ林の一面はすべてざわざわざわつき、細末の玉の屑を散らしたように、かがやきはしないが、ちらついていた、また枯れ草、はぐさ
あいびき (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
また枯れくさはぐさわらの嫌いなくそこら一面にからみついた蜘蛛くもの巣は風に吹きなびかされて波たッていた。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「男へ対しそのものいひは、あまえずして色気あり」とか「こと葉草はぐさも野暮ならぬ」とかいう場合がそれであるが、この種の「いき」は普通は一語の発音の仕方、語尾の抑揚などに特色をもってくる。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)