“やまとたけるのみこと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日本武尊91.7%
倭建命5.6%
大和武尊2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勢籠をムレと読むことが忘られて、大を王と改め、日本武尊やまとたけるのみことに附会したもので、信憑し難き説であることは一見して明かであろう。
マル及ムレについて (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
あるいは美濃の養老のたき由緒ゆいしょを明らかにした碑を建て、あるいは美濃垂井清水たるいしみず倭建命やまとたけるのみことの旧蹟を考証して、そこに居寤清水いさめのしみずの碑を建て、あるいはまた、継体天皇の御旧居の地を明らかにして
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
大和武尊やまとたけるのみことさまのような、あんな御立派ごりっぱなおかたが、何故なぜなれば海神かいじんいかりをわれたか?——これはおそらくどなたも御不審ごふしんてんかとぞんじまするが、じつわたくしもこれにつきて
あれほどの真心まごころなんですぐ神々かみがみ御胸みむねつうぜぬことがあろう。それがつうじたればこそ大和武尊やまとたけるのみことには無事ぶじに、あの災難さいなんりぬけることが出来できたのじゃ。橘姫たちばなひめ矢張やはまれるすぐれた御方おかたじゃ。