“みちこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
道子25.0%
三千子25.0%
迪子25.0%
通子25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本堂ほんだうはうではきやうこゑかねおともしてゐる。道子みちこ今年ことしもいつかぼんの十三にちになつたのだとはじめてがついたときである。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
一寸ちよつとうかゞひますが、アノ、アノ、田村たむらをんなのおはか御在ございますが、アノ、それはこちらのおてら御在ございませうか。」と道子みちことゞこほちにきいてた。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
「エエ、あなたにはまだお知らせしませんでしたけれど、大変なことが出来ましてね。実はあの三千子みちこが家出しましたの」
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
而もその上、その傷は私が一時の興奮からってしまったあの迪子みちこの傷とソックリで、捻れたような赤い肉の隆起が、蚯蚓みみずのように匍廻はいまわっていた。
古傷 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
彼女は下冷泉家の息女第一の姉姫で、実の名は光子てるこの御方、その妹姫は三つ違いで通子みちこと云った。共に艶色絶世で、今出川北御門のかつらたちばなよともたたえられていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)