“ほとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホトン
語句割合
殆98.6%
幾1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
答「それに対して大衆文芸家は、殆(ほとん)ど答えようとはしませんでしたね」問「全くあいつは不思議でした。どう解釈すべきでしょう?」
大衆文芸問答 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
真に大なるものは一個人的の領域から脱出して殆(ほとん)ど無所属的公共物となる。有りがたさが有りがたくなくなるほど万人のものとなる。
永遠の感覚 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
妻(つま)はお光(みつ)と云(い)つて、今歳(ことし)二十になる。何(なに)かと云(い)ふものゝ、綺緻(きりやう)は先(まづ)不足(ふそく)のない方(はう)で、体(からだ)の発育(はついく)も申分(まをしぶん)なく、胴(どう)や四肢(し)の釣合(つりあひ)も幾(ほとん)ど理想(りさう)に近(ちか)い。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
抽斎は人の寸長(すんちょう)をも見逭(みのが)さずに、これに保護(ほうご)を加えて、幾(ほとん)どその瑕疵(かし)を忘れたるが如くであった。年来森枳園(きえん)を扶掖(ふえき)しているのもこれがためである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)