“へんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
返翰55.6%
変換11.1%
編貫11.1%
返簡11.1%
返還11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見合せ追て申達すべしとの返翰へんかんなり斯樣に江戸表より粗略にすべからずとのなれば御城代ごじやうだいの下知としてにはかに天一坊の旅官りよくわんを前後左右に竹矢來たけやらいを結び前後に箱番所はこばんしよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それとも物質ぶっしつ変換へんかん……物質ぶっしつ変換へんかんみとめて、すぐ人間にんげん不死ふしすとうのは、あだか高価こうかなヴァイオリンがこわれたあとで、その明箱あきばこかわって立派りっぱものとなるとおなじように、まことわけわからぬことである。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
私の想像する道筋は六筋、その一は帰順朝貢に伴なう編貫へんかんであります。最も堂々たる同化であります。その二は討死うちじに、その三は自然の子孫断絶であります。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
猛烈に反抗するその男を召捕って、きびしく拷問ごうもんしてみると、それは、小沛しょうはいの城から玄徳の返簡へんかんをもらって、許都へ帰る使いの者ということが分った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宿舎にあてられた馬小屋のような乾海藻ほしかいそうのとこに横たわり、昼からの疲労をやすめているうちに、いつのまにか四時間は過ぎ去って、いよいよクイーン・メリー号を海上へ返還へんかんする時刻とはなった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)