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返翰
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へんかん
ふりがな文庫
“
返翰
(
へんかん
)” の例文
黄
(
こう
)
は、うやうやしげに押しいただき、
蔡
(
さい
)
大臣の
返翰
(
へんかん
)
を読み初めていたが、鋭い目が、やがて再三、再四と、その小首をかしげさせ、ついに思いきった風でいった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見合せ追て申達すべしとの
返翰
(
へんかん
)
なり斯樣に江戸表より粗略にすべからずとの
儀
(
ぎ
)
なれば
御城代
(
ごじやうだい
)
の下知として
俄
(
にはか
)
に天一坊の
旅官
(
りよくわん
)
を前後左右に
竹矢來
(
たけやらい
)
を結び前後に
箱番所
(
はこばんしよ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
宗義智はこの数年間
屡次
(
るじ
)
にわたつて朝鮮側と屈辱的な折衝を重ね、太閤の意志とうらはらな
返翰
(
へんかん
)
を得て、之を中途で握りつぶしてゐたのであるから、露顕の恐怖に血迷つた。
二流の人
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
遣はせし事ありとの上意なれば近江守は
御答
(
おこたへ
)
の趣き早速松平伊豆守殿へ申通じければ又々御役人方
御評議
(
ごひやうぎ
)
となり御連名にて
返翰
(
へんかん
)
を遣されたり其文は
先達
(
せんだつ
)
て
仰越
(
おほせこさ
)
れ候天一坊殿の儀石川近江守を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
かつて、木曾義仲にくみして、矢をむけた時の平家追討の
返翰
(
へんかん
)
に
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
と、
返翰
(
へんかん
)
してきた。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“返翰”の意味
《名詞》
返事として送る書簡。
(出典:Wiktionary)
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
翰
漢検準1級
部首:⽻
16画
“返”で始まる語句
返
返事
返辞
返答
返報
返辭
返討
返詞
返咲
返却