“のみあひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呑合50.0%
飮合50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
偖又半四郎はときうつるに隨ひてゑひは十分にはつおのづから高聲かうせいになり彼町人體の男に向ひ貴樣の樣なる者は道連みちづれになると茶屋なとへ引づりこみ此樣に打解うちとけて酒を呑合のみあひ百年も交際つきあひし如くなして相手の油斷ゆだん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なし兎も角も一ツ長屋に居れば我々まで引合ひきあひになるも知れず日來ひごろ一口ひとくちづつ呑合のみあひし者は今さら仕方なし皆々恐れ用心ようじんしてぞ居たりける偖文右衞門久兵衞の兩人は増々ます/\云募いひつの假令たとへ浪人らうにんしても大橋文右衞門ぞや他人の金などに目を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のぞき見てなるほど/\辨慶の云通り文めが今日の身形みなりは何でも只事ではなしとうはさ區々まち/\なるに辨慶は少し鬱氣ふさぎし樣子にておら日來ひごろ仲間の事ゆゑ文右衞門とは心安くして度々たび/\酒も飮合のみあひしがんな身形みなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せぬかと申に彼町人は得たりかしこしと夫は有難し直樣すぐさま御間おあひ仕つらんと是より後藤のそばよりさしさゝれ飮合のみあひいが其好む所にへきすとの如く後藤半四郎は自分が酒好さけずきゆゑつひに此男と合口となりて忽ち互ひに打解うちとけつゝ四方八方よもやまの物語りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)