“どうまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胴巻91.7%
胴卷8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ズル/\ツと扱出こきだしたは御納戸おなんどだかむらさきだか色気いろけわからぬやうになつたふる胴巻どうまきやうなもの取出とりだしクツ/\とくとなかから反古紙ほごがみつつんだかたまりました。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼はそれを犢鼻褌ふんどしのミツへはさんでいるか、または胴巻どうまきへ入れてへその上に乗っけているか、ちゃんと見分ける女なんだから、なかなか油断はできないよ
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
取出し夫見よ酒も肴も幾許いくらでも出せ喰倒しをするやうな卑劣ひれつの武士と思ふかこゝ盲目めくらめと云ながら百兩餘りもあらんと思はるゝ胴卷どうまき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
往返わうへんし旅人の懷中ふところねら護摩ごまはひの頭なり因て半四郎が所持の金に目をかけ樣々さま/″\にして終に道連となりしかば此夜このよ何卒なにとぞして半四郎の胴卷どうまき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あらたむると此の通り百五十兩胴卷どうまきまゝ仕舞しまうて有り是にて候やと差出すに傳吉はとくと見て成程私しの胴卷どうまきなりと云ひつゝ中を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)