“どうま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胴間72.7%
同間18.2%
胴巻9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
響きの大きい胴間どうま声が、難破船のように切れ切れにシャガレていて、死んだ水夫の声じゃないか知らんと思われた位であった。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼方此方あっちこっちマゴマゴして、小倉じゅう、宿をさがしたが、何処どこでも泊めない。ヤット一軒泊めてれた所が薄汚ない宿屋で、相宿あいやど同間どうまに人が寝て居る。スルト夜半よなか枕辺まくらもとで小便する音がする。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「探偵七つ道具のうちには、むろん、懐中電灯がはいっています。ごらんなさい。これがぼくの七つ道具です。ほらね、ぼくはどんなときでも、胴巻どうまきのように、この袋を腹にまいているのですよ。」
鉄塔の怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)