トップ
>
胴間
>
どうま
ふりがな文庫
“
胴間
(
どうま
)” の例文
「踊れ!」と、それが底抑えの
胴間
(
どうま
)
声で呶鳴った。振り向いてみると、親方コブセが目に青い焔をちらつかしながら睨み上げている。
親方コブセ
(新字新仮名)
/
金史良
(著)
響きの大きい
胴間
(
どうま
)
声が、難破船のように切れ切れにシャガレていて、死んだ水夫の声じゃないか知らんと思われた位であった。
幽霊と推進機
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
こんなこととは知らないから、婆さんから婆あへおいおい格をおとして、家内では喜左衛門が
胴間
(
どうま
)
声をあげている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「
若
(
わけ
)
え、若え、そういったもんでねえ。」と、またどの爺さんだか
胴間
(
どうま
)
声をかっ飛ばした。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
お、これはいかん、とコン吉が、丸天井もつん抜けるような
胴間
(
どうま
)
声を張り上げ
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
「そんな
胴間
(
どうま
)
聲でやるのか」
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
競場
(
せりば
)
で鍛い上げた
胴間
(
どうま
)
声を揺すって湊屋一流の怪長広舌を揮い始めた。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
という、とてつもない
胴間
(
どうま
)
声が、橋の上から——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
胴
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“胴間”で始まる語句
胴間声
胴間聲