“とりあひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
取合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こらへ猶種々頼み入候へども一向取合とりあひも致さず候まゝ是非なく立歸りし所如何なる仔細しさいか姑事首をくゝり居候ゆゑ打驚き種々介抱かいはういたし呼生よびいかししかども其甲斐なく候故途方に暮居し處此物音を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
羽織はおりのお色気いろけ取合とりあひいこと、本当ほんたう身装なりこさへ旦那だんなが一ばん上手じやうずだとみんながさうつてるんですよ、あのね此春このはる洋服やうふくらしつた事がありましたらう、黒の山高帽子やまたかばうしかぶつて御年始ごねんしかへり
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
申して一かう取合とりあひ申さず依て秀親八五郎なげき候間不便に存じ某し油屋五兵衞方へ掛合かけあひに參り候にあにはからんや番頭久兵衞と申すは先年三島宿にて一たん取押とりおさへたる騙子ごまのはひなればかれも驚きし樣子にて大いに恐れ早速離縁状は差出さしいだし候へども右の通りもとよりの惡漢わるものゆゑ是まで如何樣の惡事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)