“づぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頭拔50.0%
圖拔50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マーキュ いや、こんな阿呆あほらしい拔駈ぬけがけ競爭きゃうさう最早もう中止やめぢゃ。何故なぜへ、足下おぬし最初はじめからぬけてゐるわ。なんと、頭拔づぬけた洒落しゃれであらうが。
あがけばつまづき、躓いては踠き、揚句あげくに首も廻らぬ破目はめに押付けられて、一夜あるよ頭拔づぬけて大きな血袋ちぶくろ麻繩あさなわにブラ下げて、もろくもひやツこい體となツて了ツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ロミオ 成程なるほど愚鈍者事ぬけさくごとにかけては、足下おぬし生得うまれつき頭拔づぬけてゐる。
と、兩袖りやうそでげて、はた/\とはらつて、さつほこりいてると、ごみせて、クシヤと圖拔づぬけなくしやみをした。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
淋しい風が吹いて來て、一本圖拔づぬけて背の高い冠のやうな檜葉ひば突先とつさきがひよろ/\と風に搖られた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)