“ぢごくだに”の漢字の書き方と例文
語句割合
地獄谷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嬋娟哥妓うつくしきげいしや袖をつらね、素手そしゆ弄糸いとをろうし朱唇しゆしん謡曲きよくをうたふ迦陵頻伽かりやうびんがこゑ外面如𦬇げめんによぼさついろきやうそゆれば、地獄谷ぢごくだに遽然たちまち極楽世界ごくらくせかいとなれり。
ともなひ山中さしていたる事凡一ばかりなりこゝは名におふ地獄谷ぢごくだにとて巖石がんせき恰も劔の如きは劔の山に髣髴さもにたり樹木生茂りてそこも見え分ぬ數千丈の谷は無間むげん地獄とも云なるべし何心なき二人の小姓こしやう師匠ししやうことばに從がひ爰こそ名に高き地獄谷なり能々御覽ごらんあれと巖尖いはかどに進て差示せば三人は時分じぶん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
百樹もゝきいはく小千谷をぢやにありし時岩居がんきよ地獄谷ぢごくだにの火を見せんとて、社友しやいう五人をともな用意ようい酒食しゆしよく奚奴しもべ二人にになはしめ