“巖尖”の読み方と例文
読み方割合
いはかど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともなひ山中さしていたる事凡一ばかりなりこゝは名におふ地獄谷ぢごくだにとて巖石がんせき恰も劔の如きは劔の山に髣髴さもにたり樹木生茂りてそこも見え分ぬ數千丈の谷は無間むげん地獄とも云なるべし何心なき二人の小姓こしやう師匠ししやうことばに從がひ爰こそ名に高き地獄谷なり能々御覽ごらんあれと巖尖いはかどに進て差示せば三人は時分じぶん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)