“ちやのみぢやわん”の漢字の書き方と例文
語句割合
茶呑茶碗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶呑茶碗（ちやのみぢやわん）が一（ひと）つ／＼に置（お）かれて、何處（どこ）からか供（そな）へられた芋（いも）や牛蒡（ごばう）や人參（にんじん）や其（そ）の他（た）の野菜（やさい）の煮〆（にしめ）が重箱（ぢゆうばこ）の儘（まゝ）置（お）かれた。其處（そこ）には膳（ぜん）も臺（だい）も何（なに）もなかつた。
土 (旧字旧仮名) ／ 長塚節(著)
一杯（いつぱい）の日當（ひあたり）で、いきなり土（つち）の上（うへ）へ白木（しらき）の卓子（テエブル）を一脚（きやく）据（す）ゑた、其（その）上（うへ）には大土瓶（おほどびん）が一個（こ）、茶呑茶碗（ちやのみぢやわん）が七個（なゝつ）八個（やつ）。
三尺角 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)
「はい」と一同（どう）が時儀（じぎ）をした。各自（かくじ）の膳（ぜん）の隅（すみ）へ一つ宛（づゝ）渡（わた）された茶呑茶碗（ちやのみぢやわん）へ酒（さけ）が注（つ）がれようとした時（とき）
土 (旧字旧仮名) ／ 長塚節(著)