“だいおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大黄64.3%
大王21.4%
乃翁7.1%
代王7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、ハバトフは訪問ほうもんをするたびに、きっとブローミウム加里カリはいったびんと、大黄だいおう丸薬がんやくとをってる。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
優鈿うでん大王だいおうとか饂飩うどん大王だいおうとやらに頼まれての仕事しわざ、仏師もやり損じては大変と額に汗流れ、眼中に木片ききれ飛込とびこむも構わず、恐れかしこみてこそ作りたれ、恭敬三昧きょうけいざんまいうれしき者ならぬは
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
鷺山さぎやまのお城を出られて、長柄中瀬ながえなかせのほとりに義龍よしたつの軍を迎え、おとといからの激戦にござりましたが、遂に、義龍の部下、小牧道家こまきみちいえのために、おしるしを掻かれ、義龍はそのおしるしを見ると、——乃翁だいおう
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実に洪武三十一年八月にして、太祖崩じて後、幾干月いくばくげつらざる也。冬十一月、代王だいおうけい暴虐ぼうぎゃく民をくるしむるを以て、しょくに入りて蜀王と共に居らしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)