“そうげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
僧化25.0%
慄毛25.0%
總毛25.0%
草華25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また太平寺にはそれいぜん、亀山上皇の御子が僧化そうげしておられたことがある。そこで「五ノ宮」などのお名が偽称されていたのではなかろうか。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「実は、寝台の下に落ちていたんだが、それをこのメモと引合わせてみて、僕は全身が慄毛そうげ立った気がした。犯人はまさしく人形を使ったに違いないのだ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
さと言葉ことばらぬも、こひにはをんなさかしうして、そでたもとおほひしが、月日つきひつまゝ、つるはさすがにとしこうおのかしらいろふ、むすめちゝいろづきけるに、總毛そうげふるつて仰天ぎやうてんし、あまね掻搜かきさがして
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そもそも、汝の宿命は、天にあっては天間星てんかんせい。地にあっては草華そうげの露。人と人との間に情けをこぼすさがのものだ。しかし世はまだ溟々めいめい混沌こんとん時代。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)