“ぜつへき”の漢字の書き方と例文
語句割合
絶壁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに絶壁ぜつへきの所は架を作るものもなければ鮏もよくあつまるゆゑ、かの男こゝにたなをつりおろし、一すぢのなはを命のつなとして鮏をとりけり。
此所の絶壁ぜつへき竪御号たておがう横御号よこおがうといふ、里俗りぞく伊勢より御師おんしの持きたるおはらひ箱をおがうさまといふ、此絶壁ぜつへきの石かの箱のかたちたるをもつてかくいふなり。
此所の絶壁ぜつへき竪御号たておがう横御号よこおがうといふ、里俗りぞく伊勢より御師おんしの持きたるおはらひ箱をおがうさまといふ、此絶壁ぜつへきの石かの箱のかたちたるをもつてかくいふなり。
岸のむか逆巻さかまき村にいたる所にはしあり、猿飛橋さるとびばしといふ橋のさまを見るに、よしや猿にてもつばさあらざればとぶべくもあらず、両岸りやうがん絶壁ぜつへきにて屏風びやうぶをたてたるがごとくなれども
百樹もゝき曰、つかへに在し時同藩の文学関先生のはなしに、 君侯くんこう封内ほうないの(丹波笹山)山に天然てんねんひきうすかたちしたる石をつみあげてはしらのやうなるをならべ絶壁ぜつへきをなし、満山まんざん此石ありとかたられき。
此石数百万をたて積重つみかさねて、此数十丈の絶壁ぜつへきをなす也。いたゞきは山につゞきて老樹らうじゆ欝然うつぜんたり、是右の方の竪御たておがうなり。左りは此石の寸尺にたがはざる石を横につみかさねて数十丈をなす事右に同じ。