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ぜつへき
ふりがな文庫
“ぜつへき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
絶壁
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絶壁
(逆引き)
しかるに
絶壁
(
ぜつへき
)
の所は架を作るものもなければ鮏もよくあつまるゆゑ、かの男こゝに
架
(
たな
)
をつりおろし、一すぢの
縄
(
なは
)
を命の
綱
(
つな
)
として鮏をとりけり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此所の
絶壁
(
ぜつへき
)
を
竪御号
(
たておがう
)
横御号
(
よこおがう
)
といふ、
里俗
(
りぞく
)
伊勢より
御師
(
おんし
)
の持きたるおはらひ箱をおがうさまといふ、此
絶壁
(
ぜつへき
)
の石かの箱の
状
(
かたち
)
に
似
(
に
)
たるをもつて
斯
(
かく
)
いふなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此所の
絶壁
(
ぜつへき
)
を
竪御号
(
たておがう
)
横御号
(
よこおがう
)
といふ、
里俗
(
りぞく
)
伊勢より
御師
(
おんし
)
の持きたるおはらひ箱をおがうさまといふ、此
絶壁
(
ぜつへき
)
の石かの箱の
状
(
かたち
)
に
似
(
に
)
たるをもつて
斯
(
かく
)
いふなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
岸の
対
(
むか
)
ひ
逆巻
(
さかまき
)
村にいたる所に
橋
(
はし
)
あり、
猿飛橋
(
さるとびばし
)
といふ橋のさまを見るに、よしや猿にても
翼
(
つばさ
)
あらざれば
飛
(
とぶ
)
べくもあらず、
両岸
(
りやうがん
)
は
絶壁
(
ぜつへき
)
にて
屏風
(
びやうぶ
)
をたてたるが
如
(
ごと
)
くなれども
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○
百樹
(
もゝき
)
曰、
余
(
よ
)
仕
(
つかへ
)
に在し時同藩の文学関先生の
話
(
はなし
)
に、
君侯
(
くんこう
)
封内
(
ほうない
)
の(丹波笹山)山に
天然
(
てんねん
)
に
磨
(
ひきうす
)
の
状
(
かたち
)
したる石をつみあげて
柱
(
はしら
)
のやうなるを
並
(
ならべ
)
て
絶壁
(
ぜつへき
)
をなし、
満山
(
まんざん
)
此石ありとかたられき。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此石数百万を
竪
(
たて
)
に
積重
(
つみかさ
)
ねて、此数十丈の
絶壁
(
ぜつへき
)
をなす也。
頂
(
いたゞき
)
は山につゞきて
老樹
(
らうじゆ
)
欝然
(
うつぜん
)
たり、是右の方の
竪御
(
たてお
)
がうなり。左りは此石の寸尺にたがはざる石を横に
積
(
つみ
)
かさねて数十丈をなす事右に同じ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
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