“ずん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ズン
語句割合
91.3%
8.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顕微鏡写真の装置は固定したままヴェランダに出し放しになっているので、暫く休んでいる間に、水鳥の胸毛よりももっと軽い雪がもう何ずんも積っている。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
じゃくつるぎよりは三ずん毒舌どくぜつ、よく身をふせぎてき翻弄ほんろうし、ときにはたたかわずしてつことがある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
力をこめて、私が彼女を引き離すと、彼女はにやりと笑ったが、その時彼女の口元が三ずんほど前へのびて来て、犬そっくりの口元になった。
犬神 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
その会社の専務とかいう人に会った時に、この製鉄事件に関した文書のつづりを見せられたが、厚さ三ずんばかりもたまっていたのにはちょっと驚いた。
千里眼その他 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
色合いろあいはむらさきがかってりました、下衣したぎ白地しろじで、上衣うわぎより二三ずんした
まことに八才の龍女がその功力を以て成仏せしというなる、法華経の何の巻かを、ずんじては抜き、誦じては抜くにあらざれば、得て抜くべからざるものをや。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
宮の名の男のかた持囃もてはやさるる如く、富山と知れたる彼の名はただちに女の口々にずんぜられぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)