“じふばい”の漢字の書き方と例文
語句割合
十倍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可笑をかしらしくはなして機嫌きげんれば、おさこヽろ十倍じふばい百倍ひやくばいおもしろく、吾助々々ごすけ/\きまとひてはなれず、こヽろ面白おもしろしとけばれをそのまヽ令孃ひめかたりて、吾助ごすけはなしはなにごともうそならぬかほつき
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さらばうはさもうそにはあらず、うそどころかきしよりは十倍じふばい二十倍もつとし、さても、其色そのいろ尋常なみえなば、つち根生ねおひのばらのはなさへ、絹帽しるくはつとはさまれたしとねがふならひを、美色びしよくにて何故なにゆゑならん
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)