“しよしゆん”の漢字の書き方と例文
語句割合
初春100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水を渉(わた)る状(すがた)に似(に)たるゆゑにや、又深田(ふかた)を行(ゆく)すがたあり。初春(しよしゆん)にいたれば雪悉(こと/″\)く凍(こほ)りて雪途(ゆきみち)は石を布(しき)たるごとくなれば往来(わうらい)冬よりは易(やす)し。
能々(よく/\)運(うん)に叶(かな)ひし事かな然(され)ど二日二夜海上に漂(たゞよ)ひし事なれば身心(しんしん)勞(つか)れ流石(さすが)の吉兵衞岩の上に倒(たふ)れ伏(ふし)歎息(たんそく)の外は無りしが衣類(いるゐ)は殘らず潮(しほ)に濡(ぬれ)惣身(そうしん)よりは雫(しづく)滴(したゝ)り未だ初春(しよしゆん)の事なれば餘寒(よかん)は五體に染渡(しみわた)り針(はり)にて刺(さゝ)れる如くなるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)