“はつはる”の漢字の書き方と例文
語句割合
初春100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お嬢さんや娘さんらしい人たちの立交っているのはあまり見かけませんから、門松を背景とした初春はつはるちまたに活動する人物としては、その色彩がすこぶる貧しいようです。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あらたしきとしはじめの初春はつはる今日けふゆきのいや吉事よごと 〔巻二十・四五一六〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
初春はつはる長閑のどかな空気を無遠慮に震動させて、枝を鳴らさぬ君が御代みよおおい俗了ぞくりょうしてしまう。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)