“しまなが”の漢字の書き方と例文
語句割合
島流100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月見つきみにといってあなたをさそして、こんな山奥やまおくれてたのは、今年ことしはあなたがもう七十になって、いつ島流しまながしにされるかからないので
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
なんですかね、島流しまながしにでもつて、こゝろ遣場やりばのなさに、砂利じやりつかんでうみ投込なげこんででもるやうな、心細こゝろぼそい、可哀あはれふうえて、それ病院びやうゐん土塀どべいねらつてるんですから、あゝ、どくだ。……
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
母親ははおやをかくした百姓ひゃくしょうつみはむろんゆるしてやるし、これからは年寄としより島流しまながしにすることをやめにしよう。
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
といって、七十をした年寄としよりのこらず島流しまながしにしてしまいました。
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)