“しかも”の漢字の書き方と例文
語句割合
加之100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日の暮に平潟ひらがたの宿に歸つた。湯はぬるく、便所はむさく、魚はあたらしいが料理がまづくて腥く、水を飮まうとすれば潟臭かたくさく、加之しかも夥しい蚊が眞黒にたかる。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
その頃の湯風呂には、旧式の石榴口じゃくろぐちというものがあって、夜などは湯烟ゆげ濛々もうもうとして内は真暗まっくら加之しかもその風呂が高く出来ているので、男女なんにょともに中途の蹈段を登って這入はいる。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
現在げんざいおいては、九しう、四こくから、陸前りくぜん陸奧りくおく出羽でばはうまでけて三十五ヶこくわた發見はつけんされてるので、加之しかも横穴よこあなは一ヶしよ群在ぐんざいするれいおほいのだから、あなすうさんしたら