“潟臭”の読み方と例文
読み方割合
かたくさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日の暮に平潟ひらがたの宿に歸つた。湯はぬるく、便所はむさく、魚はあたらしいが料理がまづくて腥く、水を飮まうとすれば潟臭かたくさく、加之しかも夥しい蚊が眞黒にたかる。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
日のくれに平潟の宿に帰った。湯はぬるく、便所はむさく、魚はあたらしいが料理がまずくてなまぐさく、水を飲もうとすれば潟臭かたくさく、加之しかもおびただしい真黒まっくろにたかる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)