“潟魚”の読み方と例文
読み方割合
かたうお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼は潟魚かたうおいちも小さく立つ。——村の若い衆の遊びどこへ、艪数ろかず三十とはなかつたから、船の難はなかつた。
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ふなぼらなど、潟魚かたうおをぴちゃぴちゃねさせながら売っているのと、おし合って……その茨蟹いばらがに薄暮方うすくれがたの焚火のように目についたものですから、つれのおんなども、家内と、もう一人
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)