“ごり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ゴリ
語句割合
45.5%
五里18.2%
垢離18.2%
十粁9.1%
誤理9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
季節季節によって、ごり川鯊かわはぜはや、雨降り揚句には鮒や鰻も浮出てとんだ獲ものもあった。こちらの河原には近所の子供の一群がすでにあさり騒いでいる。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
家業かげふ奮發ふんぱつすれば、あと三里さんり五里ごりはしれようが、それにしても、不忍池しのばずいけ三十幾囘さんじふいくくわい——いはんや二十七里にじふしちりづけの車夫くるまや豪傑がうけつであつた。つたものにとくはない。が、ほとん奇蹟きせきはねばならない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「山に籠って、水垢離ごりをしている男だろう」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この文明開化の世の中にだね、ラ・コートから、頂上まで、わずか八粁より十粁ごりの道中に二日もかかって、おまけによちよちと四本の手足を使って這い廻るなんてのは進化の逆行だわよ。
一部に悪と思はるゝ所のものは全部に善、傲慢がうまんなかれ、誤理ごりに惑はさるゝ勿れ、およそ一真理の透明なるあらば其の如何なる者なるを問はず、必らず善なるを疑ふ勿れ。
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)