“こんじき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コンジキ
語句割合
金色98.5%
黄金色1.0%
黄色0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東の空の低い棚雲たなぐものふちが、だいだい色を帯びた金色こんじきに光り、その反映で、大仏岳の頂上の岩肌がほの明るく浮き彫りになった。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
吉田忠左衛門は、金色こんじきの采配を持っていた。——が、それの動く間を待たず、杉野十平次、倉橋伝助、赤埴源蔵、磯貝十郎左衛門、堀部安兵衛。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百姓ひゃくしょうばかりの村には、ほんとうに平和な、金色こんじきの夕ぐれをめぐまれることがありますが、それは、そんな春の夕ぐれでありました。
和太郎さんと牛 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
山門高くそびえては真如実相しんにょじっそうの月を迎へ、殿堂いらかつらねては仏土金色こんじき日相観じっそうかんを送る。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
金色こんじきの、聖者の最期さいごを彩る荘厳そうごんに沈んだ山と、空との境目が、その金色の荘厳を失って、だいだいの黄なるに変りました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
東雲しのゝめ横雲よこぐも黄金色こんじきそまり、おきなる島山しまやまいたゞき紫嵐しらんつゝまれ
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
緞子どんす縮緬ちりめんあやにしき牡丹ぼたん芍薬しゃくやく、菊の花、黄金色こんじきすみれ銀覆輪ぎんぷくりんの、月草、露草。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
若者わかものつれられておきながめました、眞紅しんくそこ黄金色こんじきふくんだ一團球いちだんきういましもなかば天際てんさい躍出をどりいでて
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
——が、いつとはなく、それが水と空と、雲とにわかれて見えて来た。びょうとして、ただ霧のみであった海面にも、チカッと、黄色こんじきの光がねた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)