“きんいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金色72.0%
黄金色28.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薔薇ばら色の翼、金色きんいろの弓、それから薄い水色の衣裳いしやう、——かう云ふ色彩を煙らせた、もの憂いパステルの心もちも佐藤君の散文の通りである。
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ヨチヨチ駕籠のそばへ歩いてきて、金色きんいろ金物かなもののみごとなお駕籠へ、手を触れてみようとしていた三つばかりの男の子が、わっと泣きだす。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
黄金色きんいろのお日さまの光が、とうもろこしの影法師かげぼうしを二千六百寸も遠くへ投げ出すころからさっぱりした空気をすぱすぱ吸って働き出し、夕方は
カイロ団長 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
黄金色きんいろの飾りをしたコルセット、肩から胸まで真白な肌があらわれ、恰好のよい腰の下に雑色のスカートがぱっと拡がると
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)