“こぐすり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粉薬76.9%
粉藥15.4%
散薬7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細い小路こうじを突き抜けると、支那町の真中へ出た。妙なにおいがする。先刻さっきから胸が痛むのでポッケットから、粉薬こぐすりを出して飲もうとするがあいにく水がない。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
齒痛しつうおのづからをさまつたので、あきおそはれるやうさむ氣分きぶんは、すこかるくなつたけれども、やがて御米およね隱袋ぽつけつとからして粉藥こぐすりを、ぬるいてもらつて、しきりに含嗽うがひはじめた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一寸ちょっと紙入かみいれの中にもお丸薬がんやく散薬こぐすりでも這入はいっていますが、此の志丈の紙入の中には手品の種や百眼ひゃくまなこなどが入れてある位なものでございます。